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日本の金メダル数をずばり大胆予想! 

text by

藤山健二

藤山健二Kenji Fujiyama

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photograph byMiki Sano

posted2008/07/24 00:00

日本の金メダル数をずばり大胆予想!<Number Web> photograph by Miki Sano

 北京五輪の開幕が近づいてきた。現時点では正確なものは難しいが、せっかくなので金メダル数を予想してみたい。過去の実績と現時点での仕上がり、そして他国のライバルたちの動向などを加味した上で弾き出される数字は、ずばり「金メダル10個」だ。

 金メダルの確率がもっとも高いのはレスリング女子55kg級の吉田沙保里と競泳男子平泳ぎの北島康介だろう。吉田は1月のW杯でまさかの黒星を喫したが、その屈辱を糧に更なるレベルアップに努め、万全の状態に仕上がっている。それこそケガがない限り金メダルは間違いない。北島も一時の不調から復調。ライバルのブレンダン・ハンセン(米国)が五輪切符を逃した200mはもちろん、100mも負ける要素は見当たらない。

 この2人に次ぐのは女子マラソンの野口みずきと柔道女子48kg級の谷亮子、女子レスリングの伊調姉妹だ。国内の代表選考会で敗れた谷の評価は低いが、48kg級の場合、国内よりも海外の方がはるかに層が薄く、百戦錬磨の谷なら勝ち抜くことは決して難しくないはずだ。伊調姉妹は前回のアテネでは63kg級の妹・馨が金、48kg級の姉・千春が銀だったが、昨年の世界選手権ではそろって金メダルを取っており、北京でも姉妹優勝の可能性は高い。

 ここまでの6人で金メダルは7個(北島は2個)となり、残る3個は順不同だが、柔道の石井慧、鈴木桂治、上野雅恵、陸上ハンマー投げの室伏広治、そして野球の星野ジャパンあたりが名乗りを上げそうだ。大穴は競泳男子背泳ぎの入江陵介で、初めての五輪でいかに平常心を保てるかがポイントとなる。

 当初、日本オリンピック委員会(JOC)では「金メダルは5個程度」と苦戦を覚悟していた。アテネ後の日本勢の成績は芳しくなく、加えて中国国民の反日感情が採点競技などに悪影響を与え、それが記録競技など他の選手にも波及することを恐れたからだ。だが、四川大地震への迅速な対応を境に中国内の反日感情は大幅に改善され、北島の復活など好材料も続いた。JOC幹部の発言も強気なものに変わりつつある。

 もちろん、すべてが予想通りにいくはずはないが、「金メダル10個」は十分現実的な数字と言ってよさそうだ。

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