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活況の続く女子ツアー。今季輝くのは誰だ? 

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三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

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posted2008/04/03 00:00

 今年の女子ゴルフツアーが3月7日に開幕した。初戦のダイキンオーキッドレディースでは、韓国の宋ボベがツアー初優勝、賞金王を狙う横峯さくらが2位に入った。

 今季、女子ツアーは1試合増えて、年間37試合になった。昨年は3月中旬から3週連続で試合がなかったが、今年はそこにヨコハマタイヤPRGRレディスカップなど2トーナメントが名乗りを上げた。3月から11月のシーズンのうち、試合がないのは3月末と8月最初の週だけ。この2週にしても、3月は中止になったものの日本女子ゴルフ協会(LPGA)が主催してオーストラリアで大会を開催する予定になっていたし、8月は全英女子オープンと重なっている。男子のトーナメントが今年1試合増えてようやく25試合だから、その差は歴然としている。賞金総額は30億円を越えて4年連続で最高額を更新し、女子ツアーは全盛期を迎えたと言えるだろう。

 人気の秘密は、宮里藍がプロデビューして以来、10代、20代前半の若手選手が活躍し、好成績を残していることがあげられる。ただ、樋口久子会長はじめLPGAがスポンサー回り、大会前に開催されるプロアマ戦などで、好印象を与える努力を続けてきたことも隆盛の原因のひとつだろう。

 樋口会長と一緒にラウンドしたアマチュアにこんな話を聞いたことがある。彼のボールが、ミスショットして崖の下に行ってしまった。そのとき、樋口も一緒に探してくれた感激はずっと心に残っているという。

 宮里が米ツアーに参戦した2006年には人気の低迷が心配されたが、昨年は賞金王に輝いた上田桃子という新たなスターが生まれた。昨年、35試合で優勝者が19人。年間5勝の上田。そして3勝した横峯さくら。さらに2勝の古閑美保、飯島茜、大山志保。ベテラン勢では不動裕理、福嶋晃子らもがんばっている。

 今季、上田が米ツアーへ参戦するとなると、賞金ランク2位の横峯の目標は当然賞金王以外にない。ただ、未勝利だった上田が昨年、いきなり5勝した例もある。男子では、石川遼に過度の期待をせざるを得ないこの1年。女子は思わぬ選手がいつでてきてもおかしくないという状況だから、今年も目が離せそうにない。

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