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プロ初優勝に見た“石川時代”の萌芽。 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

PROFILE

posted2008/11/20 00:00

 石川遼がプロ転向後、ツアー初優勝した。17歳1カ月は、プロ史上最年少の優勝だ。石川は「途中誰かに助けて欲しいなと思うくらい苦しいゴルフで泣きそうになったけど、最後に必ずいいことが待っていると思ってプレーしました」と優勝スピーチで言った。

 本音だ。石川が若いからとか、経験不足だからではなく、考える時間が長いゴルフでは、精神的に追い詰められるシーンばかりが続く。初日から4日間、ゲーム中に夜を迎え寝るということを3夜繰り返し、18ホール、約4時間のゲームを4回、強いられる。

 17歳の石川は、その重圧に見事耐え抜き、しかも優勝をもぎとった。

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