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年末恒例、大発表。ベストあれこれ2005。 

text by

今宮純

今宮純Jun Imamiya

PROFILE

posted2005/12/22 00:00

 19戦に膨れ上がった'05年シーズンを無事にカバーすることができた。GPウィークの木・金・土・日は現場で過ごしたから、ウインター・テスト取材などを含めるとおおよそ90日になる。1年365日の4分の1もサーキットにいたわけだ。それも異なる国の異なるところで。今年は日本の四季を感じる間もほとんどなかった。

 今年もこのコラム年末恒例となった企画でしめたい。僕がセレクトした'05年ベストドライバー10人は別表の通り。ドライバーズ選手権ランキングとは3位以下が全く違う。史上最年少王者アロンソを僕も1位とした理由は、マシン能力をきっちり100%引き出す走りがライコネンより秀でていたから。戦闘力の点で中盤戦はマクラーレンよりもルノーは明らかに見劣りしたが、アロンソはドライバーとして焦ることなく、攻撃的な防御の巧さも示した。ベストディフェンスにノミネートしたのもそこだ。

 3位クルサードは新規参入レッドブルで実にいい仕事をした。24ポイントは昨年マクラーレンで上げた数字と同点なのだ! 4年目トヨタ・チーム躍進の原動力はトゥルーリ、予選でベストタイムアタックを見せ表彰台を勝ち取った。トヨタは彼に特別賞与を支払うべきだ。一方で苦渋の年となったB・A・Rホンダ、後半戦バトンが10戦連続入賞してくれ、レッドブルより下位にならずにすんだ。バトンのレーススタイルはややスロースターターなのだが、折り返し点あたりからが粘り強い。タイヤ性能が低下してもペースが崩れない。強いて言えばそのあたりが我が佐藤琢磨とのドライビング・キャラクターの違い。前王者M・シューマッハーは今年3度も事故リタイア、これは彼にとってワーストにほぼ匹敵。若手のマッサ、ハイドフェルドらは地味に映ったが、レース順位で自己ベスト成績を残し、それぞれ来季はフェラーリとBMWザウバーに“栄転”を決めた。

 ベストオーバーテイクは鈴鹿130Rのアロンソと1コーナーのライコネン。甲乙つけがたい。新人ながら全19戦合計1180周のうち、1125周を走破したモンテイロ(ジョーダン)が走行距離記録第1位。ベストレースとベストマシンについてはこれで異存はないと思う。来年も19戦、よろしく──。

今宮純セレクト
F1ベストドライバー・トップ10ベストタイムアタック
1 F.アロンソ(1)
2 K.ライコネン(2)
3 D.クルサード(12)
4 J.トゥルーリ(7)
5 J.バトン(9)
6 M.シューマッハー(3)
7 F.マッサ(13)
8 N.ハイドフェルド(11)
9 G.フィジケラ(5)
10 R.シューマッハー(6)
※( )内は公式ドライバーズランキング
ベストタイムアタック
J.トゥルーリ
ベストオーバーテイク
F.アロンソ&K.ライコネン
ベストディフェンス
F.アロンソ
ベストロングディスタンス
T.モンテイロ
ベストレース
日本GP
ベストマシン
マクラーレンMP4-20
メルセデスFO110R

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