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絶好調の上田桃子が知った1打の怖さ。 

text by

三田村昌鳳

三田村昌鳳Shoho Mitamura

PROFILE

posted2007/11/01 00:00

 上田桃子は、ロッカールームからなかなか出てこなかった。嗚咽が響いていた。まさに「1打に泣く」という言葉があてはまる試合だった。

 10月14日、女子ツアーの富士通レディース最終日。上田桃子は残り3ホールで、2位の横峯さくらに4打のリードがあった。ところが、上田は16番ホールで3パットでボギーとし、横峯は逆にその16番、17番ホールでバーディとして最終ホールを上田と1打差で迎えた。

 上田は80cmのパーパットを残し、横峯は上田が難なく決めるだろうと「優勝は諦めていた」という。ところが上田が、このパットを外してしまった。

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上田桃子

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