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“連覇”か“奪回”か。31回目の8耐に注目。 

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河野正士

河野正士Tadashi Kohno

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posted2008/07/24 00:00

 7月27日に決勝を迎える鈴鹿8時間耐久ロードレース。優勝候補筆頭は今年も強いヨシムラスズキだ。昨年の8耐でホンダの11連覇を阻止し、第1回、第3回大会に続き、念願の優勝を飾ったヨシムラスズキは、今年の全日本ロードレース選手権でも絶好調なのだ。

 JSB1000クラスに参戦する秋吉耕佑は、3戦を消化し優勝1回、2位1回を獲得し現在ランキング5位。さらに、8耐の前哨戦となる鈴鹿300km耐久ロードレースでは、その秋吉とスーパーバイク世界選手権に出場している加賀山就臣がタッグを組み、堅実なレース運びで優勝を飾っている。

 昨年のJSB1000チャンピオンで、今年からイギリススーパーバイク選手権に参戦している渡辺篤と、現在JSB1000でランキング2位につける酒井大作もヨシムラスズキとしてエントリー。このコンビは昨年の8耐で4位を獲得するなど、その実力は加賀山×秋吉に匹敵するほどだ。

 これまでチャレンジャーとして8耐を盛り上げてきたヨシムラスズキは、連覇を目指す王者として、より強靱な必勝態勢を組んでいるのである。

 その王者に挑む急先鋒として目が離せないのが、ヤマハのワークスライダーである中須賀克行だ。JSB1000では開幕から2連勝を果たし、現在ランキングトップ。今季の中須賀は、速さはもちろんのこと安定感を増した走りを身につけた。その中須賀と佐藤裕児とのコンビは、'96年以来優勝から遠ざかっているヤマハにとって、勝ちを狙いにいくのに十分な態勢といえる。

 それに対し、今年チャレンジャーとなるホンダは、これまでにない必勝態勢を組む。フルモデルチェンジを受けたCBR1000RRWを投入するだけではなく、スーパーバイク世界選手権で戦う清成龍一とカルロス・チェカ、モトGP250クラスの高橋裕紀とスーパースポーツ世界選手権のジョナサン・レイという世界レベルのライダーを揃えたのである。鈴鹿300kmでは、清成×チェカ組が、王者ヨシムラスズキをあと一歩のところまで追い詰めたほど仕上がりも良い。

 31回目を迎え、新たな局面に突入した鈴鹿8耐がどのような結末を迎えるか。大いに注目したい。

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