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「プレミアは魅力ない」
ベンゲル嘆き節の裏側。 

text by

豊福晋

豊福晋Shin Toyofuku

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photograph byKenji Yasuda

posted2009/04/24 07:00

「プレミアは魅力ない」 ベンゲル嘆き節の裏側。<Number Web> photograph by Kenji Yasuda

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は今、ある不満を持っている。

「プレミアリーグの魅力は減少しつつある。今では2トップを採用するチームさえ少なく、試合は守備的になる一方だ。試合のクオリティーも下がっている」

 世はプレミアリーグ全盛だ。C・ロナウドにF・トーレスら、現代のスターが競演するプレミアの人気は文句なしの世界一。結果にも表れており、今季のCLを席巻しているのもプレミア勢だ。しかしベンゲルは主張する。

「得点の減少も、数字が証明している」

 実際はどうだろう?

 今季、第30節終了時点でのプレミア1試合平均得点数は2.45だ。昨季が2.64であったことを考えると、確かに減少傾向にある。このままシーズン終了を迎えると、'06 -'07 シーズンと並び、20チーム制になって以降最低の数字となる。

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