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混乱する肖像権ビジネス。着地点は見つかるのか? 

text by

藤山健二

藤山健二Kenji Fujiyama

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posted2004/12/02 00:00

 日本オリンピック委員会(JOC)が来年から実施する予定だった「シンボルアスリート」制度が、暗礁に乗り上げている。同制度はJOCが各競技のトップ選手と肖像権使用の契約を締結し、協賛金を支払ったスポンサーに対しCM出演など選手の肖像権使用の権利を与えるもの。競泳の北島康介やスピードスケートの清水宏保ら15人を「シンボルアスリート」候補としてピックアップしていた。ところが、ここへ来て一部の選手が契約の締結を拒否していることが分かったのだ。すでに北島と清水は辞退の意向を表明し、陸上の室伏広治、柔道の野村忠宏、谷亮子ら人気選手との交渉も難航している模様で、このままでは同制度が骨抜きとなるのは確実だ。

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